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人工皮革と本革

弊社では本革製の携帯ストラップと人工皮革製の携帯ストラップの両方を製作しておりますが、人工皮革ってどのような素材か?とよく尋ねられます。名前の通り人工的に作られた革なのですが、正確には革とは言えません。皮は動物のそれですし、革は皮を加工したものという定義からすると人工皮革は革でなないことになります。

人工皮革は国内で様々なメーカー例えばクラレ・帝人・カネボウ(今はどうだか?)社等々が製造していますが、素材的に言うと表面は「ポリウレタン」で、裏面は「ポリエステル+ナイロン」の不織布となっています。不織布とはこれも名前の通り織っていない布です。均一に目があるわけではなく繊維を絡み合わせて圧縮してシート状にしているわけです。

弊社で扱っている人工皮革は表面のウレタン部分に光沢があるエナメル調のものですが、様々なものがあり、見た目全く本革との区別がつかないものや、マット調のもの、起毛したようなタイプ等があります。一昔前はジーンズと言えばヒップラベルがトレードマークでしたが、これも殆どの場合、人工皮革が使用されていました。あとはワッペン・ラベル関係です。

人工皮革は本革より安価かといえば、一概にそうともいえず、結構材料としては高価なものです。ではなぜわざわざ人工皮革を使用するかと言えば、まずは天然のものではないので、素材の安定性が上げられます。経時変化も殆ど気になりません。そして、本革はあくまで一頭分が最大の長さですが、人工皮革は通常20m巻や30m巻の広幅物として手に入れることができます。通常1m?1.5m程度までの巾です。次のメリットは印刷が可能だということです。本革にはシルク印刷ができませんが、人工皮革は何の問題もなくインキが載ります。適正なインキでないと剥がれやすくなりますので、注意が必要ですが、殆ど問題のないレベルです。もちろん印刷面が表に出ますので、摩擦が繰り返されると厳しいという現実はあります。

本革の風合い、本革のにおいは非常に素晴らしいものですが、人工皮革には人工皮革のメリットがある訳です。そして、どちらが売れているかというと、殆ど変わりがないのです。扱い始めた当初は本革ストラップにより人工皮革が落ち込むかと思いましたが、実際は違っていたのが現実です。

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