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デザインについて
ABOUT DESIGN

Illustrator形式のデータがない場合、どのような種類のファイルでも一度お送り下さい。可能な限り対応させていただきます。
イメージ作成 無料 デザイン及びデータ作成詳細

データの作成方法
HOW TO DESIGN

問い合わせを多くいただくカラーネックストラップのデータ作成方法です。

ネックストラップのデザイン 1.デザインの基本
2.縁ライン有りの場合や、機能パーツが付いた場合

大量生産
MASS PRODUCTION

国内での大量生産は元より、海外を利用したより安価なご提案も可能です。
イメージ作成 無料 ネックストラップの大量生産

実績と歴史

ネックストラップ以前

元来 "印刷" と言う面に関しては、対人工皮革やビニールといった対象物には問題ありませんでしたが、繊維つまりはネックストラップに使用されるポリエステルやナイロンに対してはあまりノウハウもなく、ストラップを製作しているにも関わらず、現在主流のネックストラップは問い合わせをいただいてもお断りをせざるを得ない状況でした。十数年前になりますが、まだWeb上で名入れストラップを販売する事業所も少なく、掲載をしてないにも関わらず、ネックは?首から吊り下げるやつは?等々、毎日のようにお問い合わせをいただきました。

始まり

トレンディードラマ---今ではあまりこの言葉も使われなくなりましたが、当時流行のドラマで社内でネックストラップを首からかけるシーンも多く見受けられるようになり、会社ではIDカードを吊り下げるのが当たり前?の如く、カッコイイオフィスで、俳優陣がネックストラップをどんどん使用しているシーンが採用されていました。これに呼応するようにどんどん問い合わせも増え、逃げる???訳にもいかず、商品開発を進めていきました。今でも主流となっているはポリエステルとナイロン製のネックストラップですが、ナイロンに関しては、間違いのないインキさえ使えば、全く問題無く、名入れ印刷が可能でした。スクリーンインキと版を少しばかり工夫すればいいだけです。

ところが、大きな落とし穴がポリエステル袋織り紐にありました。ポリエステル繊維はナイロン同様の印刷方法では、印刷直後はまだいいのですが、時間と共に、インキが繊維内に入り込んでしまい、インキが薄く見えないなってしまうのです。2回、3回と印刷すれば、そこそこ地色とのコントラストも保つことができたのですが、これでは、にじみの問題やコストの面で市場に出すことは難しかったのです。

インキの改良、繊維へ前処理、版への工夫、そしてなによりも職人の腕で、何とか製品化できたのは、半年後位だったのではないかと思います。今でも通常インキでは印刷できず、発泡インキ(文字・デザインが膨らむ)等で代用しているのを見かけますし、中国では人件費的に有利なので、3回刷り何て当たり前のように行っています。

また、シルクスクリーン印刷を本業としている工場にもかなり実験してもらいました。自分の所で、初めはできないかもしれないという感覚があり、5~6社に依頼していたと思います。しかし、どこもインキの浸透の問題や、袋織り紐の伸縮の問題をクリアできませんでした。

WEB掲載

Web掲載を始めた所、苦労の甲斐も有り、生産が追いつかない状態が3年程度続き、納期の面でご迷惑をおかけしたお客様も多くいらっしゃいました。同時に中国工場への技術供与も行い、大量生産に限り海外生産も対応可能になりました。初期の頃の商品で印象に残っているのが日韓共同開催のワールドカップがらみのネックストラップです。出荷して数日後に某国代表選手がそのネックストラップを使用している映像がテレビに映し出されていました。病院で「院内用PHS・医療証」等の文字を表示することも、行われるようになり、広告代理店様は元より、全国の医療機関にも納品させていただきました。用途としては、ノベルティ・キャラクターグッズ・社内IDカードホルダー用・展示会等のスタッフ表示用等様々な場面で利用されています。

おそらく、ネックストラップをお納めさせていただいた法人様はこれまでで5千社は軽く超えていると思います。小ロット30本や50本から作成している面もあり、大小様々な法人様にご利用いただいており、本当にありがとうございます。

単色から多色へ

当然、1色刷りでは表現できない法人様のロゴも多く有り、多色印刷はできないのか?という問い合わせも多くいただきました。シルク印刷で2色や3色も可能は可能なのですが、印刷方法の特性上、複数の版が必要になり、小ロット生産ではかなり割高になってしまいました。また、複数回に分けて印刷を行う必要もあり、1色目と2色目の位置合わせが難しいのがあったりで、現実的に製作できないデザインが多くあったのも事実です。

そこで、新たに採用したのが、昇華転写印刷によるネックストラップです。地色はのポリエステル繊維は全て白で、染色すると同時に印刷も行ってしまう優れものです。地色を何色にすることも可能で、在庫の問題もなく納期も読みやすい。そして、何よりこの印刷方法は版が不要なのです。大量生産では価格的にシルク印刷に負けますが、小ロットではシルクより安くて早く納品可能です。当然一番のメリットはカラー印刷への対応で、細かすぎる場合等を除き、殆ど全てのデザインの印刷が可能です。加えて両面印刷ができるというメリットもあり、リバーシブル仕様のネックストラップを作成される方もいらっしゃいます。更にデザインの自由度も高く、繰り返しのデザインにする必要もなく、ワンポイントを入れたり、テープ全体にラインを印刷すことも可能になりました。ただ、良いことばかりでもなく、デザインを素材に載せるのではなく、素材を染色するイメージなので、地色とのコントラストはシルクに歩がありますし、細かい白文字は地色の生地が見える状態での「抜き文字」になるため、非常に潰れやすくなってしまいます。

現在弊社ネックストラップに於ける昇華転写印刷の割合が6割~7割程度までになりました。リピートでご注文をいただけるケースも増え、どんどん逆転の度合いが大きくなっていくと思われます。

現在の課題としては、大量生産時のシルクに負けない価格です。これをクリアすれば、単純に好みの問題で2つの印刷方法をお選びいただけるようになるのではないかと思います。

用途の拡大とネックストラップの将来

電話とカードホルダーがネックストラップの主要用途に変わりはないと思いますが、USBメモリー用ネックストラップ、ペットボトル用、老人ホーム様等へのステッキや鍵用、そして通常のネックストラップより更に長くカットしたショルダーストラップ等も増えてきました。ショルダーストラップは電話や鍵を吊り下げ斜めがけをするタイプです。長さや使用する人によってはパンツのポケットまで届くような仕様です。人に合わせて自由に長さを調節できる「コキ」を使用したネックストラップも増えてきました。

IDカード用ネックストラップはセキュリティの面から更に採用される機会が増えることが想定されますが、弊社で想像できない用途にもどんどん使われていくことを楽しみにしています。